2013/07/10

今年の夏

JMTのブログ更新もままならない状態ですが、北海道もようやく夏らしくなってきて色々と遊びに行く機会が増えて来てるので最近の様子をアップ。


7月2日 羅臼岳

ばっちりの天気を狙って行ってきました。今シーズン初の本格的な山登り。にしては意外に登れました。今年は5月の連休に大量に雪が降ったので、大沢の雪渓もまだまだ残っていました。







7月8日 斜里岳

ここは行程のほとんどが軽い沢登りなのですが、こちらも残雪の影響で川の水量も多くかなり手こずりました。羅臼岳よりもテクニカルですね。





7月9日 野付半島

初夏の花とトドマツが立ち枯れしたトドワラを見に行ってきました。なかなかの不思議な場所ですな。







2013/02/28

エキノコックス対策

ふと気になって調べてみたので記録として残します。

北海道では直接水を飲むことは出来ません。
なぜならエキノコックスという寄生虫がネズミ⇒キツネの糞⇒水⇒人間という経路でヒトの体に入ると感染して病気になってしまうから。治療するには手術をしないと駄目だとか。しかも潜伏期間が数年から10数年あるという厄介な事になってしまうのですね。

対策としては水はそのまま飲まず、煮沸しろ!とどこを調べても書いているのだが、本当にそうなのか????アマノジャクを発揮して調べてみました。

その話の前に、野外でどのようにして水分を確保するのかについて。
1泊とか2泊とかなら水を持参するのも有りだが、装備の中で1番重量がかさむ水分。フィールドで確保出来るのであればそうしようというのが私の個人的な考え。

じゃぁそのまま川や湖などの水を汲んで飲むのか?

⇒まずしません。 湧き水など天然のフィルターを通して長い年月を掛けた水はまぁ大丈夫でしょうが、あんまり信用出来ませんね。念には念をということで。


ではどうやって飲めるようにするのか?
・煮沸
・フィルタ
・薬品
・紫外線殺菌

が主な方法でしょう。それぞれ除去しきれるものと出来ないものがあり、どの方法をとるかはケースバイケース。1番確実なのは煮沸。全部除去できますね。でも煮沸用に余計にガスを持つのか?というデメリットもあり。

なので私はフィルタを使うことが多いですな。
いま使っているのはMSRのミニワークスEX。 全然ミニじゃありません。。。重いし、ポンプするのがものすごい疲れる。歩ききった後、喉がカラカラの状態でこれをするのはかなりげんなり。今直ぐ買い換えたい。。。


まえがきが長くなりましたが、話を戻してエキノコックス対策。

このフィルタ、MSRによるとフィルタの穴サイズは0.2μm。で、エキノコックスの卵は30μm。
つまりは理論的に煮沸しなくてもフィルタをかければ防げるじゃないか!?

どうでしょうか?北海道で登っている方はどうされてますか?
ま、長期で縦走の予定もないし、担いで持っていくか、煮沸するのが安心ですよねー

JMTで浄水中のting

ジョン・ミューア・トレイルかわら版でJMTの情報を発信中です!



2012/11/06

マウントアシニボイン バックパッキング

今シーズンのカナディアンロッキーの集大成となりましたアシニボインヘバックパッキングにいってきました。

カナダのマッターホルンとも称されるMtアシニボインを目指すこのバックパッキング、アシニボインの麓まで主に2つのルートがあるのですが今回は日帰りハイキングでもポピュラーなサンシャインメドーズから入り、ピストンで戻るという工程を選びました。

お金に余裕がある方はヘリコプターで行けちゃったりもします。

 

 

7月25日(水)

Day1 Sunshine Meadows nature Centre 〜 Porcupine CG

距離 : 13.6km

標高差 : +195m, -350m

 

アシニボインの麓までは片道で約26km、1日でいっちゃう人もいるみたいですが1泊2日で目指します。スタート直後から遠くに見えるアシニボイン。少しずつだけど近づいて行くのがたまりません。

キャンプ場へは最後トレイルから外れて約100mを一気に下るのですが、これが結構長い。下るということは次の日に登るということ。ここに泊まるのは果たして良かったのかと少し疑問になりながらキャンプ場へ到着です。

歩いているのは州立公園なんですが、キャンプ場は当然のごとくしっかり整備されています。テントを張れる数が少ないけどまぁいっぱいになることはないと聞いていたけど、なんだかんだで一杯に。自分たちはテント場を確保できたけど溢れて近くの適当なスペースにテントを張っていた人も。

 

キャンプ場の使用料は着いてから支払う支払うシステムになっているのですが、払う場所が見当たらない?!無料で泊まらせていただきました。

 

7月26日(木)

Day2 Porcupine CG 〜 Lake Magog CG

距離 : 12.4km

標高差 : 330m

 

朝はいつも通り、10時出発。山歩きする人にしちゃー、かなり遅い・・・だって眠いんだもん。

アシニボインが近づいてくるのを一歩一歩感じながら、目的のキャンプ場へ。ついた途端大雨、雷も。

シェルターで休憩しつつ雨が止むのを待ってからテントを張る。シェルターは食事できるスペースがあるのですが、雨も防げるし相当立派で快適です。

 

しかもキャンプ場から少し離れたところにあるアシニボインロッジという山小屋。小屋に泊まっている方には山の中とは思えない程の快適な部屋と食事が提供されるのですが、キャンパー達にも夕食前の時間にティータイムとして利用することができるんです。しかもビールも飲める!

もちろん行ってビールを飲みました!重い思いをせず冷たいビールが飲めるなんて、日本では結構当たり前ですが、やっぱ最高ですね。山価格なんて気にせず、2本を一瞬で飲み干しました!

明日からはアシニボイン周りのデイハイクです。

キャンプ場から見えるアシニボイン

 

 

7月27日(金)

Day3 Lake Magog CG 〜 Nub Peak

標高差 : 570m

 

アシニボイン麓からのデイハイクでは一番人気であろうナブピークへハイキングしてきました。

天気はあいにくで、頂上に着く頃はアシニボイン山頂は雲がかかっており、遠くには雷も聞こえていましたが、徐々に天気も回復し、素晴らしい景色を見ることができました。

 

 

 

7月28日(土)

Day4 Lake Magog CG 〜 Wonder Pass 〜 Og Lake CG

 

当初の予定はもう一泊Lake Magogでキャンプして最終日に一気にサンシャインまで戻る予定でしたが、体力と疲労を考慮して帰り道の途中のオグレイクでキャンプして帰るという計画に変更しました。とはいっても帰路に着くには早すぎるのでワンダーパスまでデイハイクしてから。

 

違う角度からアシニボインを見れるワンダーパス、残念ながらピークは雲で山頂を拝めることができませんでしたが、パスから見える景色は相変わらずカナディアンロッキーらしい素晴らしい景色でしたよ!

 

ロッジに立ち寄り、ビールをお持ち帰りして、いざ帰路へ。泊まったオグレイクのキャンプ場ですが、行きに通った時にここでキャンプするといい感じかもと思っていた期待を裏切らず、すごく良かったです。

しかもレイク前でテントを張ることができ、レイクビュー&アシニボインビュー&ビールという最高のキャンプが出来ました!

 

 

7月29日(日)

Day5 Og Lake CG 〜 Sunshine Meadows Nature Centre

 

朝はテントが凍っていて激寒!

結局このバックパッキングでは一番天気がよかった!気持ちよく歩き切り大量のビールでフィニッシュ!!

 

 

2012/11/02

マウント・レイ(Mt Rae)

7月22日(日)

マウント・レイ(Mt Rae)

標高差:1000m (Peak 3100m)

 

この夏最初で最後になってしまったスクランブリングしに行ってきました。ジョンミュアーのトレーニングも兼ねてカナダ来たので、バックパッキング中心になってしまったので次回来た時はもっとスクランブリングしたいな。

 

高度感もある中でそんなに厳しくもなく、3000m越えるお買い得な山ですな。天気も良く、心配していた雪も1部しか無く正規?!のルートでいくことができました。

スタートはこんなところから

 

こんなんになって

 

稜線でたところ
 
カナナスキスエリアの特徴でもある激しい地殻変動を受けた証拠の断面
 
無事到着です
 

ひたすら稜線歩き。この高度感しびれたなー。落ちたらヤバイです

 

ケベック?!だったと思いますが、親子で来てたパーティーが先行してくれてたのでルートも分かり易かった。しかしメチャメチャ早かったな。

 

ロッキーでは初めて見たムース(子供)
 
エルクは至近距離で。窓空けて写真撮っていて、横切った時マジツノで刺されるかと思った笑
 

2012/10/30

レイクオハラ1泊2日

7月18日(水)

 

カナディアンロッキーの全てが詰まっているとも言われているレイクオハラエリアへ行って来ました。

ここは1日の入山できる人数も限られているし、予約も2ヶ月前にいっぱいになってしまう人気エリア。カナダ着いて早々に泊まったキャンモアのホステルにオハラの山小屋を管理してるオフィスがあるので駄目元で聞いてみると、なんとスペースがあると!!この日以外はずーーっといっぱい。もう予約するしかないでしょ!

ということで今年もくることが出来ました。レイクオハラまではバスで行くんだけどいい時間のバスがなく15時発。

中途半端な時間だったけど、小屋でゆっくりするのにはもったいないので寝る場所だけ確保してレイクマッカーサーへ。ツアーじゃないとやっぱり一瞬で到着するのね。

まだ凍ってるだろうとあまり期待せず行ったのですが、ナイスタイミング!溶け切ってはいなかったけどこのタイミングにしか味わえない景色でした!

帰ってきたらやっぱり これでしょ!

しかし小屋の中は人でいっぱい(と言っても12人位だけど)。テントの方が落ち着くなー。フカフカのマットレスはかなり快適でした。

 

 

7月19日(木)

 

この日は一日たーーっぷり。やってみたかったハイラインのループだけど、オパビンからマッカーサーの方に向かう道が結構危なそうだったのと、前日にマッカーサーみたのでレイクオハラ→ウィーワックシーギャップ→レイクオエサ→ヤックネスリッジ→オパビンレイクのルートで。

天気も素晴らしく最高でした。ハイラインはオハラで一番贅沢なルートかもしれませんね。



 

 

 

 

 

 

ロッキーへ旅する方、日帰りハイキングでは間違いなくここがベストです!パーミット取るのが難しいことを除けば。

何度きてもいいところでした。次はテント泊だな。